家づくりの見積もりが予算オーバーになってしまって困っている
コストダウンの具体的な方法を知りたい
家を安く建てても品質に問題がないの?
夢や理想が膨らむ家づくり。
「予算には限りがあるけれど、やりたいことはたくさん…」という方は多いでしょう。
そこで重要になってくるのが家づくりのコスト調整です。
マイホームで希望を詰め込みすぎると、予算に限りがある人のほとんどは予算オーバーになってしまいます。
そこで当記事では
家を安く建てる方法9選
家を安く建てる時の注意点
ローコストのハウスメーカーを紹介
について、設計士の僕がわかりやすく解説します。
家を安く建てる方法を理解して、予算と希望を両立したマイホーム計画をしましょう。
家づくりを成功させるためにコスト調整は必須の知識です。「家づくりで失敗したくない!」という方はこの記事を読んでください。
家を安く建てる方法9選
家を安く建てる方法を9選
窓を減らす
建具をへらす
屋根の形をシンプルにする
家の形を総二階する
無駄な壁を減らす
設備のグレードを見直す
仕上げの素材を見直す
坪数を減らす
できることは自分でする
家を安く建てる方法を知る前に一つだけ覚えておいてほしいことがあります。
家を建てる費用には4つの種類があります。
建築費用(家の本体費用)
付帯工事費用(解体工事、外構工事など)
諸費用(設計費用、申請費用など)
土地購入費用
費用について詳しく知りたい方は下記の記事を読んでみてください。
ここでは主に建築費用を安くする方法を紹介します。
窓を減らす
窓をつけることは普通の壁を建てるよりコストがかかります。
大きい窓にしたり窓をたくさん入れたりするとコストがかかります。
家を安く建てるなら窓を小さくしたり数を減らすことが大切です。
窓を小さくする、減らすメリット
断熱性がよくなる
プライバシーが守られる
上記があげられます。
デメリット
窓が小さいと部屋が暗くなったりする
大きい窓から光をたくさんいれたいという方は費用に注意してください。
建具をへらす
建具とはドアや引き戸のことです。
建築コストを減らすなら無駄な建具をできる限り減らしましょう。
また建具の価格は引き戸よりドアの方が安いのでコストを抑えたいならドアをつけましょう。
屋根の形をシンプルにする
屋根の種類もたくさんありますが
よくある屋根
片流れ屋根
切妻屋根
寄棟屋根
シンプルになるほどコストは安くなります。
1番コストを安くしたいなら片流れ屋根にするといいです。
軒の出、ケラバの出を出さないこともコストダウンにつながります。
家の形をシンプルにする
総二階にした場合と複雑な形にした場合、同じ坪数でも複雑な形の方が壁の面積が増えます。その為、材料費が多くかかる為コストが高くなってしまいます。
安く家を建てるなら総二階の家がオススメです。
凹凸が無い分材料費がかからないのでコストダウンにつながります。
シンプルな家でも設計によりかっこいい家もできるので検討してみてください。
無駄な壁を減らす
無駄な壁を減らすとは内壁の壁をできるだけなくすということです。
構造上必要な壁もあるので全てなくすということはむりですが不必要と思う部分があればなくすべきです。
壁をへらすことで、クロスの仕上げ面積が減るので安くなります。
例えば幼い子供が2人いるのなら、間仕切りは付けずに広い部屋として使うやり方が今人気です。子供の成長に合わせて壁をつけたり、家具で仕切るという方法もあります。
設備のグレードを見直す
キッチン、ユニットバスなどの水回りの設備のグレードを抑えるとコストが安くなります。
キッチンやユニットバスはグレードによって数十万単位で値段が変わることがあるので注意が必要です。
水回りの位置を集めておくと、配管がまとまるので低コストの施工にも繋がります。
同じメーカーで全て揃えることも安くなるポイントです。
仕上げの素材を見直す
床、壁、天井の総面積は広く、素材の選び方次第でコストが大きく変わります。
費用見直しのポイント
床はフローリングにする
壁はクロスにする
外壁はサイディングにする
無垢材や塗り物の採用はコストが高くなる原因に繋がります。
坪数を減らす
家づくりをする上で坪単価という言葉を聞いたことがあると思います。
1坪は畳2枚分です。
この1坪あたりの費用をあらわすものを坪単価といいます。
家の価格(家の工事費)÷坪数=坪単価となります。
家を安く建てる為にはこの坪数をできるだけ減らすことが大切です。
不必要な部屋はつくらないでおきましょう。
できることは自分でする
建築会社に任せっきりというわけではなく、できることは自分ですることもコストダウンの方法の一つです。
自分たちでできること
施主支給にする(エアコンやライトなど)
家具のDIY
壁の塗装
庭のDIY
DIYなど難しいと感じる人もいると思いますが、頑張って作ればいい思い出にもなります。
自分の手に負える範囲のことは挑戦してみることもコストダウンの秘訣です。
安く家を建てる時はライフサイクルコストに注意する
ライフサイクルコストとは家が建って生活していく中の見えづらいコストことを言います。
ローコストで家を建てるとライフサイクルコストが高くなる可能性があります。
建築費を安くして家を建てても住んでからお金がかれば意味がないです。
自分が住んでからのコストを知っておきましょう。
光熱費
ローコスト住宅を建てた場合、安い断熱材を使ってしまうと家の断熱効果が悪くなってしまう場合があります。
グラスウール:熱材の中でも価格が安いこと
ロックウール:家の断熱性を高める同時に、火事に強い
硬質ウレタンフォーム:高い断熱性能と省エネ効果が期待できるが価格が高い
どのような断熱材かハウスメーカーに確認しておきましょう。
またソーラーパネルを設置することで、光熱費を安くすることができますが建築費用のコストがかかるので注意が必要です。
その家に長く住むならソーラパネルはおすすめですが、ソーラパネルをつけることで予算オーバーになる可能性もあるので予算と相談して決めることが大切です。
修繕費
修繕費は家が建ってからすぐかかるお金ではありません。10年〜20年後にかかってくるコストになります。
外壁
屋根
外壁
選ぶ外壁によって耐用年数は違います。
樹脂系・金属系・窯業系サイディング20年〜
木質系サイディング15年〜
塗り物5年〜
メンテナンスが必要となる年数は選ぶ外壁によって違いますがローコストで家を建てるなら窯業系サイディングが最も多いです。
20年後に外壁の状態次第ではメンテナンスがかかる可能性があることを理解しておく必要があります。
外壁の張り替えは100万円以上コストがかかってしまうことがあるので注意が必要です。
屋根
屋根の劣化は雨漏りに繋がります。
住宅の屋根は金属屋根を採用していることがほとんどです。
金属屋根
金属屋根の耐用年数は20年〜30年と言われています。
固定資産税
各自治体が固定資産の評価をして決める為、評価によって金額は変動します。
固定資産税の相場は1年10万円~15万円です。
それぞれの家で固定資産税は変わりますので住み始めてから住宅ローンに加えて固定資産税の相場の金額はかかると思っておきましょう。
火災保険
火災と名前がついていますが補償内容は複数種類があります。
火災保険の種類にもよりますが、一般的な補償内容は以下の通りです。
火災
落雷
水災
風災
雷災
火災保険料は建物の構造によっても値段が変わります。
どのような構造なのか打ち合わせの時に住宅会社の人に確認すると良いです。
都市計画税
都市計画税とは市街化区域内に土地や家屋を持っている方のみ支払う税金となります。
市街化区域とはおおむね10年以内に市街化を優先的に、かつ計画的に推し進める地域のことです。
都市計画税は固定資産税と同様に毎年1月1日の時点で、住宅、土地、マンションなど資産を所有する人が払う税金になります。
自分が家を建てる地域はどのような地域なのか建築会社に聞いておきましょう。
都市計画税を払う人の税率は「固定資産評価額×0.3%」となります。
安く家を建てられる建築会社ベスト3
ここではローコストで建てられるハウスメーカーを紹介します。
ローコスト住宅は規格化された住宅がおおいです。
規格化されているので間取りがある程度決まっているので間取りを複雑にしたり、部屋の数、広さをとりたい方はローコストで家を建てることは難しいです。
安く建てるなら、どこかに制限があることを理解しておきましょう。
ローコストで家を建てれるハウスメーカー
1位タマホーム
2位アイダ設計
3位レオハウス
タウンライフ家づくりなら今回紹介するハウスメーカーの間取りがもらえます。
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※地域によっては希望のハウスメーカーがない場合もございますのでご了承ください
1位タマホーム
出典:TamaHome
タマホームは「20代のTamaHome」というキャッチフレーズで20代から人気が高いローコスト住宅のハウスメーカーです。
若く住宅ローンを組んでおけば早くローンが終わるので良いです。
タマホームが安く建てられる理由として住宅設備を大量発注できることです。
大量発注することでメーカーから安く仕入れることができます。
地方の工務店は年間の着工件数が大きくないので大手ハウスメーカーにしかできないです。
2位アイダ設計
出典:アイダ設計
アイダ設計は土地の仕入れから測量·設計·施工·アフターサービスまで自社一貫で対応している為外注することなく中間でかかるコストをなくしている為「低コストで家を建てる」ことができます。
また自社でプレカット工場を保有している為、自社で木材の仕入れから行い、プレカット工場でカットして加工、管理しています。これによりコスト削減と工期の短縮につながります。
アイダ設計は狭小地での設計を得意としていて、多くの狭小地の設計を手がけている実績もあります。
3位レオハウス
出典:レオハウス
レオハウスは自由設計なのでバリエーションが多いのが特徴です。ローコスト住宅は規格化されている住宅が多いので、間取りにこだわりたい方に人気があります。
床と壁で支える強固な6面体構造を形成し、圧力やねじれに対しても強い構造なので耐震性が高いです。
安心の最長60年保証と保証期間が他社と比べて長いのも特徴の一つです。
まとめ:家を安く建てる方法を知って家づくりを成功させよう
家を安く建てる方法9選
窓を減らす
建具をへらす
屋根の形をシンプルにする
家の形をシンプルにする
無駄な壁を減らす
設備のグレードを見直す
仕上げの素材を見直す
坪数を減らす
坪数を減らす
できることは自分でする
上記の方法で家を安く建てることができます。
しかし家を安く建てることばかり意識をしていると実際住んだ時、メンテナンス費用がかかったり、光熱費が高くなったりしてに住みにくい家になってしまう可能性もあります。
自分たちが生活しやすいように、費用を考えながら不必要な箇所は減らしてコストダウンにつなげましょう。
そして家を安く建てる際にはライフサイクルコストに気を付けましょう。
ライフサイクルコストとは家が建って生活していく中の見えづらいコストことです。
ライフサイクルコスト 例
光熱費
修繕費
固定資産税
火災保険
都市計画税
以上のようなライフサイクルコストを知っておくことで想定外の費用がかかることを防げます。
ローコストで家を建てるなら
ローコストのハウスメーカー
タマホーム
レオハウス
アイダ設計
以上のハウスメーカーは一般的なハウスメーカーに比べると安く家を建てることができます。
タウンライフ家づくりなら今回紹介するハウスメーカーの間取りがもらえます。
タウンライフ家づくりは無料で家づくりの計画書が請求できるサイトです。
\簡単3分入力するだけ/
※地域によっては希望のハウスメーカーがない場合もございますのでご了承ください
是非この記事を参考にして家づくりを成功させてください。